深夜にお腹が空くこと必至の新感覚グルメドラマが登場!気の合う仲間が集まった「インスタントラーメンアレンジ部」のメンバーたちが、自分たちで考えたアレンジレシピをSNSやYouTubeにアップして楽しむ日常を描く。主人公の諒太を演じるのは舞台や映画、ドラマなどの映像作品で活躍する佐藤流司。劇中で自慢の腕を振るう彼に作品への思いやラーメンにまつわるエピソードなどを語ってもらった。
「象徴的に存在している感じを意識しました」
最近、いわゆるグルメドラマみたいな企画が世間的にも流行っていたりする中でこういったお仕事をいただけたっていうのは非常に面白い機会だなと。それと同時に、ドラマの撮影中や映像作品に出演している間はいつもダイエットをするので、食べる撮影と食事制限の両立ができるのか。一抹の不安はありましたが、等身大の人間の日常を切り取ったようなストーリーはとても見やすいんじゃないかなと思いました。
ラーメン一杯全部をガツガツと食べるシーンはなかったんですけど、結構食べるシーンは多かったですね。なるべく、他の食事の量を抑えて撮影に臨んでいました。
これまで、誰かに復讐したり、暗い過去を持っているようなキャラクターを演じることが多くて。あとは、ヤンキーとか(笑)。今回の「ラーメン部」の部長はいわゆる一般的な男性。あまり演じたことがない役柄ということもあって、自分なりに想像しながら“普通の人”を演じた感じです。
お芝居に何か間が生まれたらどうしてもボケたくなるし、ツッコんだりして埋めたくなっちゃうんです。だけど今回は何もせず、欲しがらない。共演者の皆さんに全部お任せして、僕は真ん中にいるだけ。象徴的に存在している感じを意識しました。あとは、分かりやすい役作りでいうと声を変えています。普段は割と低いんですけど、プロデューサーサイドからのオーダーでちょっと声を高めにしています。
コロナをきっかけに自炊をするようになったからなのか、普段自分が使っている包丁と重さが違うと何か勝手が違う感覚がありました。フライパンを回す時も慣れていないからすごく難しくて。最初の頃はボロボロ落としていました。料理を作る動きに関して言うと、どうしても早くなってしまうんです。こなれている感じを出したいなという思いがあったし、時間の尺も限られていますから。だけど、やっぱり普通にやったほうがNGを出さないということが分かって、変に急ぐことはやめました。自分の家で料理している時は多少切りそこなってもまたやり直せばいいんですけど、カメラが回っているとそういうわけにもいかないので、独特の緊張感がありましたね。
お休みの前の日に、行くところまで行きたいなっていう思いがあって。にんにくをたくさんかけたり、ニラをものすごく入れたり。何とも言えない背徳感というか(笑)、行き切った食べ方が好きですね。
僕は地元が東北なのでしょうゆ味が好きなんです。メンマは味も食感も大好きだから絶対入れたいですね。本当かどうかは分からないんですけど、メンマって“マイナスカロリー”って言われるぐらいダイエットに適した食べ物。メンマのカロリーよりも、メンマを消化するカロリーのほうが高いらしいんです。
まぁ、そんなわけはないと思うんですけど(笑)、そうだと信じて食べています。
日本食ですね。ご飯のお供がすごく好きで、納豆はなるべく1日1パック食べるようにしています。ネギや卵を入れたりはしません。そのままが一番おいしいと思っています。あとは、きゅうり、なす、ミョウガ、メカブなどが入っている「山形のだし」。山形県の郷土料理で、自分でもたまに作るんですけどものすごく体にいいんです。ご飯に乗っけて食べています。
最近、アウトドアをやってみたいという気持ちがすごくあるんです。でも、ソロキャンプはやり方が分からないから「登山部」を作ってみんなとアウトドアを楽しみたいです。
最近は映像の仕事に携わらせてもらうことが増えてきて、その期間中はダイエットをしているので、クランクアップした日は何を食べてもいいというルールを自分に設けているんです。その時に思いっきり暴食するのが大好き。最高の瞬間です!
やっぱり、鶏むね肉を食べる機会が増えるんですけど、たんぱく質が多いからパサパサしていて食べづらくなってくるんです。そんな時は、みそ汁に入れるのが一番。食べやすくなるし、具を工夫すれば野菜もたくさん摂れます。ダイエット中は味噌汁がおすすめですね。
恋愛ものでもなければサスペンスでもない。誰もが見やすい作品になっているし、見れば見るほど幸せなほっこりした気分になってお腹も減る素晴らしいドラマです。料理を作りながら、そして食べながら気張らずに見てもらえればと思います。
©2022「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」製作委員会
撮影:島村緑/取材・文:小池貴之
ヘアメイク:有藤萌(do:t)/スタイリスト:吉田ナオキ
衣装提供:デニムジャケット(DEGENDERS)33,000円・デニムパンツ(DEGENDERS)29,700円・シャツ(meagratia)33,000円/Sian PR 03-6662-5525