各種電子コミックサービスでも配信&連載中の人気同名漫画をドラマ化した“うぶキュン”ラブストーリー。恋に臆病な30代女子と包容力抜群な40代のイケオジによる、年の差がある大人同士の不器用な恋愛模様が繰り広げられる。主人公の千世を演じる桜庭ななみが恋愛ドラマに初挑戦! 千世の恋の相手・瀬尾に扮する竹財輝之助との対談企画では、役への思いやお互いの印象、個人的にイケオジだと感じる瞬間などを語ってもらった。タイトルにちなんだ質問では、2人が“全力で愛している”ものが明らかに!?
「初めてのラブコメは台本を読んでいるだけでキュンキュンします」(桜庭)
「イケオジな瀬尾の乙女な部分を自分なりに工夫しながら演じています」(竹財)
桜庭「私が演じる千世は恋愛に臆病な30代の女性。仕事に没頭しているから『好き』ってどういうことなんだろうって、恋というものを忘れてしまっている感じ。劇中ではモノローグが多いので、表情だけではなく心の声でも千世の感情を表現するんです。表情はシリアスだけどモノローグはちょっとコミカルだったり、その逆のパターンもあったり。そういうギャップみたいなものを大切に演じています」
竹財「瀬尾は40代のおじさんなんですけどパッと見できる男。“イケオジ”というか、みんなが振り向くような男性なんです。だけど、中身は乙女。恋愛経験はありつつも、本気の恋をしたことがないという設定です。演じる上で大事にしているのは瀬尾の乙女の部分をどこまで出せばいいのか。表情や仕草、ちょっとした目線などを自分なりに工夫していますけどなかなか難しいので、その辺のさじ加減は監督にお任せしています。たぶん、友達の夢路(小田井涼平)や潤ちゃん(藤森慎吾)と一緒にいる時の瀬尾は乙女全開だと思いますよ(笑)」
桜庭「いつかやってみたいと思っていたジャンルの1つなので、千世という役をいただけてうれしかったです。恋愛ドラマなので感情を出したりするシーンは台本を読んでいてもキュンキュンします」
竹財「台本に書かれている通りに感情を動かすということはすごく難しいです。現場で初めて会ったばかりなのに、すぐ恋人同士のシーンを撮ったりすることもありますから。その感情の持って行き方に苦労することはありますね。恋愛ドラマに関して言うと、個人的に女性が美しく映っていないと嫌なんですよ。だから、常にどうすればきれいに見えるかを考えています」
桜庭「竹財さんとのシーンを撮っている時に、私の映り方をすごく気にしてくださって。そこはキュンポイントでした」
竹財「ありがとうございます(笑)」
桜庭「仕草とかっていうよりは落ち着いている大人の男性は魅力的。いろんなことを経験しているからこその余裕というか、黙って見守ってくれたら意外とキュンってなるかもしれません。それと、美を意識している方は素敵だなと。竹財さんも手がきれいですよね?」
竹財「よく言われるけど、何のケアもしていない。手のひらはマメだらけだし、ゴルフだこもある(笑)」
桜庭「年齢が離れた方が体を鍛えている姿っていいですよね」
桜庭「撮影をしていて日を追うごとに竹財さんの優しさを感じています。最初の頃は緊張もあってなかなかお話しする機会がなかったんですけど、劇中では2人のシーンが多いので。現場で『寒いから温かくしてね』って優しい言葉をかけてくださったり、お芝居でもリードしていただいています」
竹財「僕は以前より桜庭さんを作品で拝見していて、その作品のイメージがありました。実際にお会いした時に大人の部分や少女の部分などいろいろな表情を演じていらっしゃるのでご一緒していてすごく楽しいです」
桜庭「恋愛ドラマでここまでコメディー要素が詰まっていてキャラクターを立たせている作品に出会ってないような気がします。ラブコメ初挑戦で千世という役を演じられてうれしいですし、見ている方たちに共感していただけたらいいなと。絶対に楽しんでもらえる作品になっています」
竹財「職業の枠を超えて、プロデューサーさんが助監督やカメラマンの仕事をやったりする現場なんです。僕は自分の役職を超えて手を出したら怒られるという時代から今の仕事をしているのでとても新鮮。手が空いている人が照明やマイクを持ったりして、みんなで1つの作品を作っている感じが好きです」
竹財「僕はOisix(おいしっくす)ですね。以前、スーパーでケールのサラダのセットを買ったことがあって、それがすごくおいしかったんですよ。月単位で頼めるみたいなんですけどちょっと高いので、1ヵ月無料で楽しめるなら試してみたいです」
桜庭「私は食材が届く生協コープを頼んでみたいです。料理はあまり得意ではないんですけど、お試し期間でどれだけ上達するか挑戦したいです」
竹財「料理の修業になるからいいかもね」
桜庭「3ヵ月間ぐらいお料理教室に通ってみるのもいいかもしれません」
竹財「僕には姉が2人いて、小さい頃から一緒に買い物に行ったり、料理を作ったりしているので、結構女子会に入れるぐらいのスキルはあるような気がします。大体の食材の平均価格も分かりますし」
竹財「今は旬だからこれぐらいの値段かなとか、きのこは100円以上だったら手を出さないとか。自分の感覚で安いと思ったら迷わず買っちゃいますね」
桜庭「私は値段ではないんですけど、買い物する時は買うものを全部決めてからお店に行きます。それは、食材もお洋服も同じ。お店も1つのところにしか行かない。とにかく時間を短縮したいから必ずお買い物リストを書いています」
桜庭「今、観葉植物を育てているんです。1から自分で育てるのは難しいんですけど、少しずつ大きくなっているから全力でかわいがっています」
竹財「僕はゴルフですね。何年か前にものすごくハマっていったん休んでいたんですけど、また最近始めて。シニアプロを目指すぐらい全力でやっています」
桜庭「え~、すごい! そういえば現場でもやってますよね(笑)」
竹財「ついつい素振りをしちゃうんですよ。瀬尾もゴルフをやっているという設定なので、そのうちどこかでゴルフのシーンがあるかもしれません(笑)」
©「全力で、愛していいかな?」製作委員会
撮影:伊東隆輔 取材・文:小池貴之